今回紹介するのはアンジェス。
アンジェスと言えば、やはりウルフ村田氏
必ず1,000円にしますよ。来週からの資金の入れ方を見て下さい。 https://t.co/r3mlNIaOsS
— ウルフ村田(村田美夏) (@muratamika2020) 2017年9月9日
アンジェスの初動
初動は6月
250円そこそこから、一気に844円まで株価が上がったときは、
1500円、いやいや2000円も通過点という声も聞かれた。
しかし、株はそんなに甘くなかった。
そこから、ホルダーの苦悩が始まったのであった。
そもそも、アンジェスはなぜ、ここまで上げたのか?
アンジェスに期待されるのは、HGF遺伝子治療薬の承認。
将来的に
- 遺伝子医薬のグローバルリーダーとして、世界で認知される遺伝子治療・核酸医薬のスペシャリストとなること
- 治療法のない病気の新薬を実用化すること
- 売上高で500億円以上を達成すること
の3つが期待されていた。
アンジェスにイライラ
しかし、当初、秋には承認を目指していたものが、スムーズにいかず、ホルダーはイライラ。
結果的に年末まで大きな動きはなく、株価も出来高はなくなり、忘れかけた11月の終わり、
開発プロジェクトの進捗状況に関するお知らせ というIRが出た。
1.HGF 遺伝子治療薬 : 重症虚血肢
重症虚血肢を対象とした HGF遺伝子治療薬※1※2の開発を進めてまいりましたが、大阪大学医学
部附属病院の主導により先進医療B制度※3の下で実施された医師主導型臨床研究※4において申
請が可能となる結果を得ることができたことから、準備ができ次第、厚生労働省に対し再生医療
等製品※5の製造販売承認申請を行うことといたしました。
本年8月に終了した医師主導型臨床研究の結果と既存臨床データ等を合わせて、再生医療等製
品として製造販売承認申請をすべく、承認審査を行う独立行政法人医薬品医療機器総合機構
(PMDA)との間で事前面談を行うなど今秋の申請に向けその準備を進めてまいりました。現在、
PMDA との事前面談において求められた事項に関する最終的な作業を行っており、その準備が整い
次第速やかに国内承認申請を行います。
なお、重症虚血肢を含む末梢性血管疾患を対象とした HGF 遺伝子治療薬の販売に関し、当社は
田辺三菱製薬株式会社と国内及び米国における独占的販売契約を締結しており、国内で承認(条
件及び期限付承認を含む)が得られた場合には同社が販売を担当します。
これによりホルダーは、年内承認申請という当たらな目標ができた。
最終的な作業ということで1か月もあれば、大丈夫だろうという見方もでき、また、アンジェスは活気づいた。
ちなみに、このIR発表で、500円そこらから、688円までの値をつけることになった。
とはいえ、一部のホルダーは、上がったことで利確に走り、機関投資家の空売りでまた、定番の600前後に落ち着くことになった。
年末にウルフ氏が、
アンジェス50万株と年越しだ。
という発言で、またまたトーンダウン。
今年は、年末年始、アンジェス50万株と年越しだ。
寂しくないね。m9(^Д^)プギャー— ウルフ村田(村田美夏) (@muratamika2020) 2017年12月24日
バイオ銘柄の注意点
アンジェスに限らず、バイオ銘柄は、売上などの業績を買うものではなく、夢を買うようなもの。
新薬への期待を今か今かと待つもの。
よって、そのスケジュールは予定通りに行くわけでもなく、また、それが実現するかもわからない。
もう少しバイオ銘柄を話せば、
バイオ銘柄には、赤字はつきもの。
赤字は当たり前、研究・開発・試験をしているという意味ではある意味で、借金あってのバイオ銘柄みたいものである。
ただ、厄介なのは資金を調達。
新株予約権の行使による株価の急落。
アンジェスもこの間にも新株予約権の行使は行われ、バイオ銘柄の多くは、IRを出し、株を上げた後に新株予約権の行使のIRを出すというもの1つの風潮とも言える。
アンジェスの今後
アンジェスの日本初遺伝子治療薬申請は、秒読み段階である思われる。
2017年の発表はないようで、2018年にずれ込むようだが、早い段階で申請されることだろう。
承認は先の話だが思惑というのは、申請によって承認されるとどれだけの売上か期待できるか?
それが大きく株価を上げることがすべて。
また、アメリカでも承認申請を行うようなので、これが通れば、10倍の市場規模ということで思惑はさらに広がります。
最後に
アンジェスはガチ。数年後も楽しみです。(*^-^*)
— ウルフ村田(村田美夏) (@muratamika2020) 2017年8月28日
アンジェス・薬剤師・新薬ニュース
- アンジェス<4563>は28日、HGF遺伝子治療用製品ベペルミノゲン ペルプラスミド(コラテジェン(R)筋注用4mg)について、日本国内における慢性動脈閉塞症の安静時疼痛を有する患者を対象にした第3相臨床試験で目標症例の投与を完了したと発表した。
- アンジェス<4563>は10日、新型コロナウイルスDNAワクチンについて、高用量製剤での第1/2相臨床試験が、目標症例数400症例の接種を完了したことを発表した。
- アンジェス<4563>が急騰。新型コロナウイルスワクチンを担当する河野行革担当大臣が29日の民放番組で国産ワクチンの承認見通しに関して、「早くいけば年内にも、というところがあるように聞いている」と発言。これを受け、ワクチン開発を進めるアンジェスに連想買いが流入している。
- アンジェス<4563>がストップ高まで買われている。同社はきょうの寄り付き前に、カナダのバイオ医薬品企業バソミューン・セラピューティクスと共同開発している新型コロナウイルス治療薬「AV-001」の第1相臨床試験で良好な結果を得られたと発表。これが材料視されているようだ。
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アンジェス<4563>は1日、2021年2月26日付で、主要取引銀行のみずほ銀行と、コミットメントライン契約を締結したと発表した。
コミットメントライン契約は、企業と金融機関との間であらかじめ設定した期間・融資枠の範囲内で、企業の要請に基づき、いつでも融資を実行することを、金融機関がコミットする契約。同社は、この契約の資金使途について、医薬品の研究開発費用としている。 -
大幅反発。オーストラリアで実施中の高血圧DNAワクチンの第I/IIa相臨床試験において、初期の試験結果の評価を行った結果、重篤な有害事象はなく安全性に問題がないこと、アンジオテンシンIIに対する抗体産生を認めたと発表している。今後、安全性や免疫原性、有効性を評価する試験を継続的に実施していくとしている。アンジオテンシンIIは血圧上昇作用を持つ体内物質。
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アンジェス<4563>は9日、EmendoBio(以下Emendo)の発行済株式の最大100%を取得し子会社化すると発表。
Emendoは、特定の遺伝子を特異的に切断、編集、改変するゲノム編集において、次世代の技術とされる、高い効率と精度のOMNIヌクレアーゼを開発している。この買収が成立することで、アンジェスは遺伝子治療プログラム(製品化するまでのプログラム)と次世代ゲノム編集プラットフォーム技術を有する世界初の企業となる。 -
アンジェス<4563>は8日、スペシャルティ薬(特定疾患専門薬)を扱うトルコのEr-Kimと、「コラテジェン(R)」のトルコでの導出(独占的販売権許諾)に関する基本合意書を締結したことを発表。
「コラテジェン(R)」は、アンジェスが開発した慢性動脈閉塞症を対象としたHGF遺伝子治療製品。同社は、田辺三菱製薬より国内で販売を開始している。慢性動脈閉塞症における潰瘍の改善を効能、効果又は性能とするもの。 - アンジェス<4563>は7日、厚生労働省が公募した、「令和2年度ワクチン生産体制等緊急整備事業」に採択をされたことを発表。
- アンジェス<4563>は18日、プラスミドDNA製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用DNAワクチンの大阪大学との共同開発および製造において、新たにシオノギファーマが中間体の分担製造でタカラバイオ<4974>の協力体制に加わることを発表。
- アンジェス<4563>は22日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した創薬支援事業「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」に、同社が大阪大学との共同開発として応募し、採択されたと発表した。
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アンジェス<4563>は4日、遺伝子治療用製品ベペルミノゲン ペルプラスミドにつき、米国において下肢潰瘍を有する閉塞性動脈硬化症の患者を対象にした臨床試験における患者登録を開始したことを発表。
臨床試験の概要は、小規模で当該患者での下肢潰瘍の改善効果を評価。目標症例数は60例、観察期間は投与開始後12ヶ月としている。コラテジェン筋注用は、国内においては既に慢性動脈閉塞症における潰瘍の改善を効能効果又は性能として条件期限付き承認を受けており、田辺三菱製薬が販売を開始している。
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