エヌノーズ ガン検査
以前からニュースでも報じられていました。
バイオスタートアップ企業のHIROTSUバイオサイエンス
線虫がん検査「N-NOSE」の実用化に向けた最終調整として行うトライアルに、福岡県久留米市及び小郡市が自治体として初めて参加すると発表。
それがついに実用化されました。
それが昨日、ガイアの夜明けで紹介されました。
簡単な説明をすると
ベンチャー企業の「HIROTSUバイオサイエンス」が開発したがん検査。尿1滴と線虫という体長1ミリほどの糸のような虫は、嗅覚受容体という匂いを感じるセンサーを約1200種類持ち、嗅覚は犬以上。
独特の匂いがあり、この匂いを好む線虫は尿に寄っていく。
逆にがんではない人の尿からは逃げていく。
この習性を利用し、尿に近づいた虫と離れた虫の数を調べ、がんにかかっている可能性を判定するのだ。
引用:テレビ東京
そのHIROTSUバイオサイエンスは2020年1月から”エヌノーズ”として実用化されました。
費用は驚きの9800円。
個人的に、人間ドックは血液検査とエヌノーズだけでいいんじゃん?
という気も。
エヌノーズと思惑
エヌノーズと株の関係は面白く、試験段階から何社か動いていました。
エヌノーズを生み出したHIROTSUバイオサイエンスは上場していませんが、出資している企業がいくつかあります。
高感度でがんの早期発見が期待できる線虫がん検査『N-NOSE』を研究開発する株式会社HIROTSUバイオサイエンス(東京都港区:代表取締役 広津崇亮)は、事業会社6社、銀行系キャピタル2社を割当先とする第三者割当増資を実施しました。割当先は次の通りです。
- トッパン・フォームズ株式会社(東京都港区:代表取締役社長 坂田甲一)
- アズワン株式会社(大阪府大阪市:代表取締役社長 井内卓嗣)
- エイベックス株式会社(東京都港区:代表取締役会長CEO 松浦勝人)
- 株式会社ニッポン放送(東京都千代田区:代表取締役社長 岩崎正幸)
- 株式会社イチネンホールディングス(大阪府大阪市:代表取締役社長 黒田雅史)
- みらかホールディングス株式会社(東京都新宿区:代表執行役社長兼グループCEO 竹内成和)
- いよベンチャーファンド5号投資事業有限責任組合(愛媛県松山市:株式会社伊予銀行 代表取締役頭取 大塚岩男、いよぎんキャピタル株式会社 代表取締役社長 大泉謙一)
- 投資事業有限責任組合えひめベンチャーファンド2013(愛媛県松山市:株式会社愛媛銀行 代表取締役頭取 西川義教、京都府京都市:フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役社長 松本直人)
引用:PRTIMES
この中から
- 時価総額が低いFVC:フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
- 法人促進を担うらしい株式会社イチネンホールディングス
が買われています。
FVC
イチネンホールディングス
HIROTSUバイオサイエンスの今後:エヌノーズ
ガンの早期発見、それも格安で実現ということは、国家レベル:国策に値するでしょう。
現状、1日の検査に要する時間がかかるようですが、それも時間の問題でしょう。
となれば、日本を越えて世界的企業:HIROTSUバイオサイエンスになるでしょう。
いずれは上場という話にもなるでしょう。
となれば、出資している会社は大きな恩恵が出るでしょうし、法人促進を担うイチネンホールディングスの業績に大きく寄与することでしょう。
人間ドックは人生で一度ではありません。
基本的に毎年行いますし、法人契約とればストックビジネスとなります。
現状、中東のリスクで株価は落ちつかないですが、
この思惑はそれを打破する可能性もありますし、逆に、外的要因で株価が下がるようであれば、仕込みたいところですね。
- イチネンホールディングス<9619>は10月29日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.9%増の590.47億円、営業利益が同31.8%増の47.21億円、経常利益が同31.9%増の47.91億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同312.3%増の30.64億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期の期首から適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。
- イチネンホールディングス<9619>は1日、新光硝子工業の株式を取得し、子会社化したことを発表。これに伴い新光硝子工業の子会社である新生ガラスは同社の孫会社となる。
同社は、新光硝子工業の100,000株(議決権所有割合100.0%)を取得。取得価額は、非公表である。主な株式取得の相手先は、伏木海陸運送<9361>(20.0%)、名古屋中小企業投資育成(12.0%)である。イチネンホールディングス代表取締役社長である黒田雅史氏が新光硝子工業の代表取締役会長に就任する。
- イチネンホールディングス<9619>が1日の取引終了後、上限を40万株(発行済み株数の1.65%)、または5億120万円とする自社株を2日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表した。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、消却を前提とした自己株式を取得するとしている。
- フューチャーベンチャーキャピタル<8462>はストップ高カイ気配。前日も値幅制限いっぱいまで買われている。バイオスタートアップ企業のHIROTSUバイオサイエンスは2日、線虫がん検査「N-NOSE」の実用化に向けた最終調整として行うトライアルに、福岡県久留米市及び小郡市が自治体として初めて参加すると発表。これを受けて同社に出資するFVCに関心が高まっているもよう。同じく出資するイチネンホールディングス<9619>も大幅続伸し、新値追いとなっている。
- イチネンHD<9619>は急騰。九州大発のベンチャー企業である「HIROTSUバイオサイエンス」が一昨日、尿1滴でがんの有無を8割以上の高確率で判定できる安価な検査法「N-NOSE」を来年1月から実用化すると発表している。がん患者の尿に含まれる特有のにおいに近づく、体長約1ミリの線虫を使った検査となる。同社は、HIROTSUバイオサイエンスが18年8月に実施した第三者割当増資を引き受けている1社であり、思惑買いが向かう展開になっている。